秋分の日が過ぎ、まだ日中の暑さはそれほど和らいではいませんが、朝夕は虫の音もちらほら聞こえて涼しく感じられるようになってまいりました。
さて先般、天理高校柔道部の後輩である中野寛太君(現 旭化成)が、平成六年度 全日本柔道選手権で優勝し、また同じく後輩の新添左季さん(自衛隊体育学校)がパリオリンピック柔道団体で銀メダルを獲得されたことを祝し、記念の祝賀会が天理柔道会主催で開催されました。
この日、私は千葉からやって来る先輩を関西国際空港まで迎えに行き、そのまま奈良県の天理市まで車を走らせました。
会は約700名が参加する盛大なものでした。
私の世代にとっては、旧知のなつかしい顔ぶれが一堂に会し、お互いの現状と健康状態を確認し合い、旧交を温める場となりました。
祝賀会の後は、高校時代の寮生活で同じ部屋だった先輩1名、後輩2名、私の合計4名で、天理市から大阪の泉佐野市に移動し、(私は一旦車を会社に置いてから)2次会に行きました。
後輩の1人が今年還暦を迎えたので、その祝いを兼ねて居酒屋で3時間昔話に花を咲かせました。
さらに3次会はカラオケに行きましたが、ほとんど歌わず、時間が経つのも忘れてまだまだ喋り続けました。
4次会は深夜営業の食堂で焼きおにぎりを夜食の締めに食べるつもりが、そこでもまた飲み、その後ようやく解散となりました。
長い長い宴でした。
この年になると普段は夕方頃に疲れが出たりするのですが、旧友に会うとまるで高校時代に戻ったかのような気分になり、昔話にアドレナリンが噴出し、バカ話に大笑いし、大人になってから出会った人に言うと絶縁されそうなほど失礼な事を互いに言い合い、心が若返ることで体も元気を取り戻し、「次いこ」「次いこ」と4次会までの長丁場になりました。
午前中から深夜まで、ずっと喋りとおしたので、一人タクシーに乗り込むと気が抜け、満足した気分と同時に、もう声も出ないぐらいクタクタになりました。
学生時代、同じ屋根の下で共に寝起きし、笑い、柔道に汗を流し、悩み、楽しんだ時間があったからこそ、還暦を越えた今でもこんなに特別な時間を過ごすことができるのだと思います。
皆さん、これからも健康に気をつけて、それぞれの道で精一杯頑張っていきましょう。
そして今後もたまに、時を忘れるほど楽しい時間を共に過ごしましょう!ありがとう。