ChatGPT、最近耳にする機会が増えましたがご存知でしょうか?基本無料で誰でも使える対話型AIです。
ChatGPTを試してみて大変驚きました。怖くすらなりました。まずはChatGPTの凄さを実感する為に、こちらをご覧ください。
私のオーダーと、ChatGPTの回答です。
私のオーダー
「地方の人口減少」「雇用」「中小企業」「地域貢献」「企業は社会の器」「地域の発展」「働く場所が無ければ人口は流出する」
以上のキーワードを盛り込んで、コラムを書いてください。
ChatGPTの回答
近年の日本では、地方の人口減少が深刻な問題となっています。若い人々は都市部へ流出し、高齢化が進む地方では雇用状況も悪化しています。このような状況下で、地方の中小企業にとっても厳しい状況が続いています。
中小企業は地域に密着した存在であり、雇用創出や地域貢献にも大きく貢献しています。しかし、地方の人口減少や雇用状況の悪化で、中小企業の事業環境は厳しさを増しています。多くの中小企業が、働く場所がなければ人材を確保できず、地域から離れざるを得ません。
そこで企業は社会の器であることを自覚し、積極的な地域貢献を行うことが必要不可欠です。地域の課題を把握し、地域の発展に貢献することで、中小企業の事業環境も良くなります。例えば、地方で産業を育成するための資金支援、地元の大学などと協力して研究開発を行うことなど、企業には様々な地域貢献の方法があります。
また、中小企業は人材を確保するためにも、社員が働きやすい環境づくりをすることが必要です。これには、フレックスタイム制度の導入や、充実した福利厚生などが挙げられます。さらに、地方での人材確保のためには、移住促進などの施策も必要です。例えば、地方の魅力をアピールするPR活動や、地方と都市部を繋ぐインターンシップ制度の導入などが考えられます。
中小企業が地域に根ざした発展を実現するためには、企業の社会的責任を果たすことが欠かせません。地域の課題に積極的に取り組み、社員が働きやすい環境を整備し、人材を確保することで、地方の中小企業の発展につながります。企業が地域を支えることで、地方の人々がより豊かな生活を送ることができるようになることを願っています。
いかがでしょうか?
若干おかしな箇所もありましたが、私がオーダーした単語が見事に盛り込まれた立派なコラムを、AIが、なんと5秒ほどで回答して来ました。
ビジネス文書やメールの作成も大変得意なようで、アッと言う間に、ほとんど完璧な文章を作って寄こします。
私も含め多くの人が想像していた未来は、人間の代わりに機械が肉体労働を引き受け、人間は「頭脳」の部分の仕事を引き受けるのだと思っていました。
しかし実際は製造業や建設業や農林水産業でも、機械化が難しい行程が多いし、エッセンシャルワークを機械化するのは更に難しい。
けれどもオフィスワークに関しては、様々なソフトウエアが開発され、例えば10人必要だった仕事を5人で出来るようになるなど、どんどんデジタル化が進んでいます。
そのうえ、このように日進月歩どころか秒進分歩で進化し続けているAIが登場し、これがビジネスの場でMicrosoftのワードやエクセルなどのオフィスアプリのように当たり前に普及してしまうと、必要とされるホワイトカラーの数は、今より遥かに少ない数になるでしょう。
またChatGPTはオーダーされた条件で小説を作ったり、オーダーされたテキストから画像を生成することも出来ます。
「当社のこの設備を使って製造出来るまだ世の中に無い新商品を考えて!」や、「当社の商品は、こういう特徴があるんだけど、キャッチフレーズを10個考えて!」なども試してみましたが、数秒でこなします。
クリエイティブな部分はAIが出来ない領域だと思っていましたが、アッと言う間に可能になってしまいました。
ChatGPTの登場は数年のうちに労働市場に大きな変化を与えるだろう。
そんな未来を感じました。
【ChatGPTで、心が空っぽの人間達が生成されるリスク?】
いったん話が変わりますが、当社が運営しているサ高住のHPへのアクセス数で、常に上位の人気ページがあります。
それは「人権についての基本的理解の研修を行いました>>」というページなのですが、このページは全国から頻繁にアクセスがあるのです。
なぜなのか推測するのは簡単です。
介護施設の多くは従業員の意識向上の為に、このような人権の研修会を行うものなのですが、研修の後、参加者にレポートを提出してもらうのです。
参加者は、そのレポート作成の参考にしようと、ネットを一生懸命に検索して、当サ高住のHPに辿り着くというわけです。
色んな人のレポートを参考にする行為、私はそれは良いと思うのです。
色んな人の意見を調べているうちに、新しい気づきがあったり、あぁ講師の言葉の意味はこういう事だったのか!と理解が深まったり、レポート作成を試行錯誤している間は、人権について自分なりに自分の頭で本当に考えている時間だと思います。
それがChatGPTのように、すでに最初から最後まで完成された文章を5秒ほどで、オーダーした文字数や、オーダーした理解度(小学生の文章レベルで作成して。などのオーダーも可能)で作り上げて来るものを皆がこっそり利用するようになると、レポートの意味があるのだろうか?もっと言えば人権研修の意味すらあるのだろうか?と憂慮してしまいます。
小・中・高の教育現場でのChatGPT利用の賛否が議論されているようですが、読書感想文や自由研究のレポートや夏休みの日記や、お詫びや感謝やラブレターなどの自分の気持ちを伝える文章、体験レポート、それらの作成にChatGPTを利用するようになると、文章だけは立派だけど、自分で考えていないから中身が伴っていない空っぽの人間達が増えてしまうのではないでしょうか?悲観的すぎるでしょうか?
また将来、ChatGPTの作成した文章で相手に思いを伝えて、相手もChatGPTが作成した文章で返信するようになると、もう言葉には何の価値も無くなってしまう気がします。
【時短、アイディア出し、ブラッシュアップで利用】
先ほど悲観的な事を述べましたが、時短の為にビジネスの場で、一般的なビジネス文章やメールの作成に利用したり、アイディア出しを試してみたり、プレゼン資料のブラッシュアップで利用するのは賛成です。
では最後になりましたが、私から新年度のご挨拶をさせてください。
私のオーダー
新年度(4月)のご挨拶を考えてください。中小企業の社長のブログに掲載します。意気込みは入れてください。
ChatGPTの回答
新年度を迎えました。皆様には益々ご健勝とご発展をお祈り申し上げます。
当社は、中小企業ならではの柔軟性と創造性を活かし、お客様のニーズに応える商品とサービスを提供してまいります。また、社会的責任を果たす企業として、環境保護や地域貢献にも積極的に取り組んでまいります。
皆様の変わらぬご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
このChatGPTの回答を私の新年度のご挨拶に代えさせて頂きます。笑
今年度も何卒よろしくお願い申し上げます。皆様に感謝!!ありがとうございます。