入院しておりました

先般、7月末より体調を崩し、8月初めよりしばらく入院しておりました。

まず、関係者の皆様にご不便をおかけいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます。

今回の入院で特に思ったことは、健康(元気)と人間ドックの結果は別物である!ということでした。

 

皆様方ご承知のとおり、特にここ2~3年はコロナ禍やウクライナ問題に伴う経済の激動やSDGsの加速により、経営に求められるものが急速に変化するなど、社会の変革のスピードが激しい月日でした。

そんな中、手探りで、新しい時代に対応できる新しい組織作りや戦略、商品を打ち出そうと走り続けて来ました。

人間ドックの結果が良いことを理由に、自分の健康に対して過信し、60歳になった今でも若い頃と同じ働き方や生活をして、無理を続けていたように思います。

昨年のブログ「人間ドック10年目>>」でも書いたように、50歳から10年続けている人間ドックでは、血液検査全般に始まりエコー、CT、MRI、PET、動脈硬化の進み具合や各種のホルモンバランス、体感バランスまで調べており、有難いことに健康問題はこれまで皆無でした。

しかし、健診結果のデータに表れていたことと、体の内で起きていた健診結果に表れない変化とは違いました。

どうやら知らぬ間に蓄積疲労やストレス、加齢等から、体内の免疫力や抗体がかなり落ちていたようです。傷から菌が血液中に入り込み「感染性心筋内膜炎」に罹り入院を余儀なくされました。

今はお陰様で抗生物質の点滴での投与で、血液培養検査のデータからも菌は無くなり、体調はほぼ完全に回復したところですが、体力が後もうひと頑張りという所まで来ています。

 

今思えば、これまで人間ドックの数値が良かったことから、私は自分の体に対しては「自信過剰」になっており、多少ムリをさせても大丈夫、もし何か問題が発生しても、人間ドックで早期発見して早期治療すれば大丈夫!と事後保全(=壊れたら修理)の意識が強かったかもしれません。

しかし今回の出来事で、そうではなく、予防(働き方の見直し・生活改善・健康づくりなど)に、ようやく取り組んでいく気持ちになりました。

SDGs(サステナブル デベロップメント ゴールズ=持続可能な開発目標)と同様に、私自身が「持続可能」であるために、この先10年15年先を見据えた持続可能な働き方・生き方に前向きに取り組んでいくつもりです。

今回の入院は「人間万事塞翁が馬」で、今の自分を見直し、未来の自分や組織作りを考える良い機会となりました。