もうすぐ平成が終わり、令和という新しい時代を迎えます。
30年前、「新しい元号は『へいせい』であります」と、小渕官房長官が白木の額を掲げる様子を、私は不動産会社のテレビで見ていました。
1989年〈昭和64年〉1月7 日に昭和天皇が崩御されました。
私は当時26歳になったばかりで、朝一番から、父の会社の従業員や下請けさんが前日に生産した毛布用紡績原糸をトラックに積み込んで、営業活動を兼ねてお得さまへ配達に回り、午後は自分個人で開業していた不動産業の営業活動に回るのが日課でした。
天皇陛下の崩御を知ったのは、朝の配達中、トラックの車載ラジオの放送でした。
そして午後になり不動産業で訪ねた三栄土地建物(有)の事務所の中で観たテレビ放送で、初めて新元号の平成を知りました。
これが私の平成の幕開けです。
「昭和が終わるんだなぁ」と少しばかり感傷に浸る気持ちもありましたが、「あっけなく、あっという間に終わった」という感想が正直なところでした。
そしてその平成も、もう終わろうとしています。またしても私の感想は、「あっという間だった」というものです。
光陰矢の如ごとしで、月日が経つのは矢のように早いです。
世の中は今、ものすごいスピードで変化して行っていると感じます。情報収集すればするほど、インターネットが登場して以降の変化の凄まじさを感じます。
いま世界は、第四次産業革命の中にあります。
そのうえ日本は、どんどん少子高齢化・人口減少社会へと変化しています。つまり「経済の前提」が変化して行っています。
私のような田舎の中小企業の経営者は、まだダイレクトには、その変化を受けていませんが、起こりうる経済の変化を想定し、新しい施策を講じ続けなければならないという危機感は感じています。
私が過去の30年で経験し積み重ねて来た「経営の知識」が、これから先の10年、20年にも通用するかと考えれば、通用しないと思います。なにしろ「経済の前提」が変化して行っていますから。
ですから時代遅れの経営者にならない為にも、勉強し続けること、情報を取り入れ続けることが大切だと感じています。
IT社会になり、今は様々な情報が即座に手に入るようになりました。
あらゆる分野から様々な情報を取り入れて、取捨選択を繰り返しながら、良いと思うことはスピーディーに実行に移して行くつもりです。
また情報を発信していくことにも、近年は注力しています。
新年一発目のブログで書いた「ESG課題への取り組み>>」についても、当社HPに追加でページを作成し、フッターにもロゴを配置するなど、より多くの方の目に留まるように工夫しました。
(https://www.marutake-corp.co.jp/company/esg.php)
過去私は、陰徳こそが美徳だという価値観を持っていましたが、今は違います。
自分達の行動や考えを情報発信することが大切だと身にしみて感じています。
令和まで、あと2週間と少しです。令和はどんな時代になるのでしょう。
今後も健康に気を配りながら精進を重ねる覚悟です。
本ブログを持ちまして平成30年度の御礼と新年度のごあいさつとさせて頂きます。
昨年度は、多くの御協力を頂きまして誠にありがとうございます。
どうぞ変わらぬお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。