その感動の再会があったのは、当社の「社会福祉の向上」と「地域社会への貢献」への取り組みの一環として開催させて頂いているグラウンドゴルフ大会 フラワーホームカップ>>に関連して起こった出来事である。
今大会より導入した特別賞というのがある。この賞は男女合計20名様に抽選で特別賞としてパン(お好きなパンお一人様10個)の引換券を贈呈させて頂くというものである。
この賞品のパンは、泉南市の障害者施設「デイセンターせんなん」の製菓製パン販売部門プチソレイユさんのパンである。
プチソレイユさんは毎週火曜日にフラワーホームへパンの訪問販売に来てくれているので(くわしく>>)、その日をパンの引き換え日とした。
さて感動の再会は、そこで起った。
特別賞を抽選にて当てられ、パンの引き換えに来られた方の中にO田Y子さんと言う方がおられる。
この方は戦時中に長野県の師範学校を卒業され大阪に来られた後、小学校の教員として定年まで特別支援クラスの担任をされ、その後は泉南市の市議会議員を務められた方である。
現在はご隠居されグラウンドゴルフを楽しまれている毎日である。また高齢で一人暮らしという事情も有り、何度かフラワーホームを見学に来られ、ご入居の予約をしてくださっている方でもある。
このO田さんが賞品のパンを、どれにしようかと選んでいると突然、「せ、せんせいー!!」と声を掛けられた。
声の主は、「デイセンターせんなん」のインターシップとしてパンの販売助手をする為に来所していた障害者の方である。
なんとその方は、O田さんが教員をされていた時代の支援クラスの「教え子」だったのである。しかもなんと6年間に渡り担任を受け持っていたらしい。
20数年の時を経ていたが、顔を見た瞬間に分かったそうだ。
O田さんは、販売助手をしているその方の成長した姿を見て、大変感動されたそうだ。そして交換会が終了するまでO田さんもその場に留まり、元教え子の働く姿を、涙を零しながら見守られたとの事だった。
私が上記の出来事を知ったのは、フラワーホームの職員から話を聞いたのが一番先であったが、実はその後、O田さんご本人から本社に電話を頂き、事の顛末を聞かせていただいたのである。そして最後に「このような機会を作ってくれて、ありがとうございました。」とのお言葉を頂いた。
私にとっても思いがけない事で、大変うれしい出来事であった為、O田さんにご了承を得てブログに書かせて頂いた。