先般、当社フェルト事業部の部長と福井県敦賀市へ出張に行ってきた。
フェルト事業部として、販路の拡大及び仕入れ先の充実、配送体系の拡充を目指して本年度から取り組んでいる業務促進活動を経営者の立場で側面から応援する為である。
まず敦賀市に到着して、最初に訪問させて頂いたのは、北陸でも有数の規模を誇る運送会社と営業倉庫を経営されている会社の本社事務所であった。
正面玄関を入ると同時に「歓迎!丸竹コーポレーション株式会社様」という、ウェルカムボードが目に飛び込んできた。
それを見た途端、仕事の話を前に引き締まっていた頬が緩むような、心嬉しく温かな気持ちになった。
たったこれだけのシンプルなことだが、 歓迎の意が響くものである。
話が終了した後も、昼食を料亭で御馳走になり、配送センターや営業倉庫を案内して頂いた。
「歓迎!」のボードの通り、始まりから終わりまで非常に行き届いた心遣いをして頂き、深謝した次第である。
その後も数件、福井県内の会社を訪問させて頂き、翌日のお昼には帰路についた。
帰りの車の中で私の頭を占めていたのは、ウェルカムボードのことであった。
帰社後すぐさまパソコンに向かい、1時間ほどで数枚のサンプルを作り、総務の方で清書してもらった。
早速、このおもてなしツールを真似させて頂いたのである。
今回の出張には同行しなかった統轄事業部長に、ウェルカムボードに感激したことを伝えると、彼は既にその存在を知っていて、何度か他社で見かけたと言うので拍子抜けしてしまった。
私は彼に以下のようなことを話した。
「少しでも良いと思ったことは、帰社したら必ず私に提案してほしい」
「良いと思ったことは、費用が掛かってもいいから、すべてチャレンジしてみよう」
「良いと思う事ならやってみて、実行後、たえず見直す事によって取捨選択して行けばいい」
社員が育つにつれ、私が出張に出る機会が減ってきた。
自分自身の情報不足を痛感した次第である。
情報が無いと「ひらめき」は発生しない(詳しく>>)。
無理にでも用件を作ってもっと出歩かなければならない。
そういえば私の頭の中の箱に、最近新しい情報を入れることが出来ていなかったな・・・と反省した。