ありがとうカード

何気なくテレビをつけると、カンブリア宮殿という番組を放送していた。

番組はもうエンディングにさしかかっていたが、「ありがとうカード」というのが目に留まり心に残った。

早速ネットで調べてみると、静岡県の「たこまん」の平松季哲社長が社内で施策されているカードであることが判った。

 

①ありがとうカードとは、複写式のメモ用紙で社員スタッフ全員が持っている。

②上司部下に関係なく、なにか感謝したことがあったらその気持ちを書いて相手に渡す

③貰ったありがとうカードはノートに保存し、お互いを尊重しあう関係を築く。

④複写式なので配ったありがとうカードも保存し、たまに見返し感謝の気持ちを思い出す。

⑤会社は、ありがとうカードを多く配った人を表彰するという。

(配った人を表彰するというのは、それだけ気配りをしたというのが理由。)

平松社長は、「ありがとう」を言い続ける人が幸せになれる。人の長所を見つけることが幸せにつながるとコメントしていた。

 

通常ならば、ありがとうカードを沢山もらった人が表彰されるのだろうが、沢山配った人を表彰するというのが意外であったが、良いアイディアだと思った。

「小さなことにも気づいて感謝する」というのは案外難しい。感謝の気持ちがあっても忙しさや煩わしさを理由に表現せず、おざなりにしてしまいがちだ。

しかしそれを、あえてカードという具体的なモノにして相手に示せば、社内の人間関係の活性化になると思った。

そこで早速、当社仕様で「ありがとうカード」(写真参照)を企画し、印刷屋さんにオーダーした。

 

丸竹の既存の事業部では長年に渡り勤めてくれている社員スタッフが多く、互いの性格も腹の中も心得ていたりするが、シニア事業部ではフラワーホームを開設してまだ1年も経っておらず、「組織」や「仲間」というより「個」の意識の方が大きかったように思う。

しかし、ありがとうカードを実施してまだ2か月ほどであるが、社内を見渡すとカードの交流がきっかけで、仲間意識や結束感も増してきているように感じる。

そこで私は、8月と12月の年2回、カードを沢山配った人と、カードを沢山もらった人を表彰しようと考えている。

社員やスタッフが一丸となって、お得意様やご入居者様に、より多くの「ありがとう!」を頂けるよう、皆で力を合わせて経営に取り組み、邁進して行きたいと考える次第であります。深謝!