2016年4月14日に発生した「平成28年熊本地震」により、お亡くなりになられた方々に深い哀悼の意を捧げると共に、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
1日も早い復興をお祈り申し上げると共に、弊社も災害復旧に全力を尽くして支援してまいります。
サービス付き高齢者向け住宅「フラワーホーム」を昨年の11月4日にオープンして来月で半年になる。準備室の立ち上げから数えれば約2年が経過した。
振り返ってみれば、計画通りに進まないことも多く、幾度となく計画の見直しを繰り返えさなければならなかった。
思っていた以上にしんどいなあ!と感じることも多かった。というより朝に夕に思っていた。
しかし10数名の入居者様にも恵まれ、訪問介護や看護にも伸びる兆しが見え始め、デイサービスやリハビリ施設も計画から準備段階に入ることが出来るようになってきた。
入居予約や検討中の方をカウントに入れさせて頂くと約50%の入居率も視野に入る段階に近づいてきた。
この段階まで来ることが出来たのも師匠である東建コーポレーション㈱代表取締役社長兼会長である左右田鑑穂様や当フラワーホームを選択して頂いた入居者様を始めとし、関係して頂いているすべての皆様のご尽力とご厚情、ホームのスタッフや本社の社員の協力体制と「すべての社員・スタッフの努力の賜物」だと思う次第である。
まずをもって御礼並びに深謝申し上げる次第であります。ありがとうございます!<(_ _)>
さて最初は高齢者福祉に関しては素人同然だった私であるが、ようやく業界のなんたるかも見え始めてきた。
しかしながらこの世界は知識が増えれば増える程に、益々複雑になってくる。
介護保険制度は3年ごとに改定が行われるし、去年は介護保険制度スタート以来の大きな制度改正もあり、変更内容が大きく、しかも多岐にわたるため、素人に近かった私はもちろん当然だが、長年携わっている現場のプロでさえ、厚労省のマニュアル本で最新の指針を確認しながら進めることになる。
私は本社で本業の事業を進めながら、新規事業を軌道に乗せるためにフラワーホームと本社を行ったり来たりの毎日である。
「本業が安定しているのになぜ今さらそんな苦労をしてまで新規事業に進出するのですか?」
これはよく受ける質問である。
今までにもこのブログで何度か新規事業に進出する理由を書いてきたが(詳しく読む>>)
今回初めて、企業としてではなく私個人の理由を書くと、
苦労してでも新しい事業に挑戦する理由は、一言で言えば「経営が好き!」なのである。
言い方を変えれば、みんなを取りまとめ、システムを作り上げ、別々だった皆それぞれの力のベクトルを合わすことにより、何倍もの大きな力に変化させ、成果を生み出して行くことが好きなのである。
そういう事をしながら人生を進んでいく事に「経営者としての生きがい」を感じるのである。
「冒険か無謀か」でも同じようなことを書いたが、過程が苦しければ苦しいほど、それを克服し成果を生み出した時の喜びは大きく、その喜びを味わいたが故に経営に熱中出来るのである。
新規事業を展開している現在、経営者として新たな学びになることがとても多い。
シニア事業部の社員やスタッフが増えたが、本業の製造業とはまた違った物差しを持った皆と出会い、一人一人の物事に対する視野の違いを知り、観点の果てしない多様性を学べている。
その観点の中には私自身、「目からウロコ」の思いを感じたこともたくさんある。
一人一人との出会いが私にとっては学びであり、悩みの数だけ経営者として私を成長させてくれていると感じている。