何のために働く?

何のために働いている?
そう聞かれると大半の人は、自分や家族の為に働いていると答えるだろう。
なぜ努力するのかと聞かれたら、自身を成長させる為とか、自身の評価を上げる為などが大半であろう。
私は経営者なので上記の理由に加え、会社を存続させ続けるために努力するし、社員たちに対する責任があるので彼らの暮らしを守って行く為にも一生懸命に働いている。
経営者は会社を考え、社員は自身自分の将来の事を考え、最大限の努力をする。
それで良いと思う。
しかしより会社を磐石なものにするには、この会社が社会に存続する価値が必要である。
また報酬以外にも、社員がこの会社で働く価値が必要である。
その為に必要なのが企業理念である。

会社とは個と個の集合体である。
集合体になると、組織の秩序を保ち方向性を示すためには、理念が会社の大小に関わらず必要となってくる。
また理念を示す事によって目標意識が明確となり、共通の目標を持つことで全員が一丸となり、チームワークが生まれてくる。
チームワークが生まれると次にはプラスのスパイラルが起こり始め、良い意味での個と個の切磋琢磨が生じ、組織の更なるポテンシャルアップにつながるのである。
また理念を社員に示すことにより、自分の会社は社会にどのように役に立っているのかが見え、この会社で働く意味が見えてくる。
私自身も、なぜ会社を存続させたいのかを再認識出来る。
しかし経営者一人が理念を唱えたところで、社員に浸透しなければただの空理空論である。
何度も何度も繰り返して伝えることが、社長の役割であろう。
そして社員がポテンシャルを最大限に発揮できるように手助けすること、その環境を作ること、そして社員がこの会社で働くことにより社会的存在価値を感じられる会社にする事が社長の任務なのであろう。

 

 

<当社の企業理念> 

 

丸竹COの最大の目的は、すべての社員が物心両面で豊かな生活を送り、自分の将来に安心感を持てるようにする事である。
それには会社の経営を安定化させ永続的に繁栄させなければなりません。
そのためには4つの義務があります。

1、信頼される会社でなければならない。
その為に我々は、安心され信頼される物づくりを行うこと。
「三方良し」の精神を原則とすること。


2、社会から歓迎される会社でなければならない。
その為に我々は、人と地球の未来を考え、環境に優しい物づくりを行うこと。
障害者を多数雇用し社会福祉の向上に努めること。
事業活動を通じて地域社会の発展に貢献すること。

3、自社だけではなく、自社に関わる全ての人達の繁栄を追求しなければならない。
その為に我々は、業界全体がこの先100年存続出来るよう切磋琢磨すること。
ビジネスモデルとして業界をリードする会社で在り続けること。
事業は1社だけでは成り立たず、取引先や下請けの協力があってこそ可能と肝に銘じること。

4、すべての社員が自分に社会的価値を感じられる会社でなければならない。
その為に我々は、誇れる物づくりを行うこと。
社会的価値のある会社、働く価値のある会社にすること。
潜在能力を発揮でき、成長でき、働きがいのある環境の整備に努めること。

以上は丸竹COの目的である「すべての社員が物心両面で豊かな生活を送り、自分の将来に安心感を持てるようにする」ための方法であり義務です。
誠実に物づくりをし、社会に貢献し、他者を思い遣ることが、結局は自分たちの為になるのです。

それが丸竹COの精神「三方良し」の根幹です。