『諦めず気が遠くなるまで繰り返す!』

私の座右の銘である「諦めず気が遠くなるまで繰り返す」について書きたい。

 

私は勝負に負けたことが無い。
(と勝手に思っている)

真実を書くと、もちろん負けたことは何度もある。
しかし例えば柔道の試合に負けると、その翌日から同じ相手に練習や戦いを挑みに行くのである。
それでやっぱりボロボロに負けても、また行く。
それで再び負けても諦めない。
戦略を変えたり相手の技を研究したり、さらに自分を鍛えたり、時には奇襲戦を使い、とにかく勝つまで戦いを挑みにいく。
そんな事が続くうちに相手は辟易して、
「もうお前の勝ちと認めるから、来てくれるな」と言ってくる。
諦めれば、その時点で私の負けは確定してしまうが、諦めず挑み続ける限り、負けたことも勝ちへの通過点である
それでも勝てなかった相手には、学生というカテゴリーの中では時間に制限があるので、

「社会に出てから仕事で必ず勝ってみせる。だから私の負けではなく、まだ試合途中!」

と心の中で勝手に闘志を燃やしていた。

それぐらい負けず嫌いなのである。

 

このしぶとさというか、諦めない精神は、やはり柔道で培われたものだと思う。
柔道には「打ち込み」という練習方法がある。
相撲で言うところの、四股を踏むのと同じように地味な反復練習だ。
実際に組み合っての「段取り」などは、体力的に辛くても変化があり楽しく思えるのだが、この打ち込みは、ひたすら同じ事の繰り返しなので、精神的に堪らない。
けれどもスランプに陥った時などには必ず、打ち込みだけを延々と、それこそ本当に気が遠くなるまでさせられた。
すると不思議なもので同じことを繰り返しているうちに、工夫したり意識したり確認したりを無意識の中で自然と行っている。
そのうち暗闇の中から道が見えて来て、スランプから抜け出せるのだ。
諦めれば、その先には何も無いが、諦めず続けている限り未来に続く道は必ずある。

 

この歳になっても今尚、なかなか未来はスッキリとは見通せない。
けれども何事も諦めず、達成できるまで辛抱強く繰り返し、前進し続けようと
日々に覚悟を決め、毎日精進と健康を心がけてる。